失敗しない!猫のトイレトレーニング方法を徹底解説
2018年08月11日
猫を飼い始めたら、まず行わなければならないのがトイレトレーニングです。愛猫たちが気持ちよく排せつできるようにトイレ環境を整えて、しっかりとトレーニングをしましょう。お部屋全体を清潔に保つためにも必要不可欠なしつけです。ここでは、猫のトイレトレーニング方法を徹底解説いたします。
成功しやすいトイレ環境はこれ!
猫砂の素材には鉱物、木材、パルプなどさまざまなものがあります。猫の好みやトイレの形状などによって向き・不向きがありますので、いくつかのタイプを試してみることも手段のひとつでしょう。しかし、人間以上に嗅覚の敏感な猫は排せつ物の匂いを気にするので、餌場の近くに設置することはやめてください。まったく人目につかない場所に置くと定期的に猫の体調を把握することが難しくなりがちです。一方、人通りの多い場所でも猫が排せつを嫌がることがあります。そのため、できるだけ静かで、風通しの良い場所にトイレを設置しましょう。もし、玄関など人の出入りが多い場所にしか設置できない場合には仕切りを作ることをおすすめします。また、飛び散り防止用のカバーがついているものを使うと、万一失敗した場合でも掃除が楽になるはずです。
ポイントは「すぐ消臭しない」?
猫にトイレの場所を教える効率的な方法は、ペットショップで購入する前などにその猫が使用していたおしっこの臭いのついた猫砂をトイレの場所に置いておくことです。ペットショップなどで購入できるアンモニア臭などの配合されたトイレ認知用のスプレーを利用する方法もあります。猫がその場所を自分のトイレだと覚えてくれたなら、その場所でトイレをする可能性が高まります。逆にいえば、すぐに消臭してしまうとトイレにその猫の臭いがつきにくくなるので、トイレだと理解するまでに時間がかかってしまいかねません。すぐに消臭したほうが猫のためになるように思うかもしれませんが、ある程度臭いを残しておくことが重要です。もし、トイレ以外の場所で排せつしてしまったなら、熱湯などでしっかりとふき取り、臭いを消しておきます。
成猫でも間に合う!トイレトレーニングのコツ
成猫から飼う場合でもペットショップなどでトイレトレーニングが行われていることがあります。しかし、足腰が弱り、外で飼うのが不安になってきた成猫を室内で飼おうとする場合はトイレをきちんとしつけられるのかが気になるでしょう。確かに、子猫のときのように簡単にしつけることはできません。しかし、成猫でも適切なトレーニングを行えば、トイレの場所を覚えさせることができます。自然素材の鉱物を利用した大きめのトイレがおすすめです。可能であれば猫の排せつ物を採取して、新しく使ってほしいトイレに置き、そこがトイレであることを認識させましょう。猫のトイレサインを察して、猫がそわそわしてきたらトイレに連れて行くことも大切です。トイレは毎日のことなので、なるべく早く教えてあげて快適な暮らしができるようにしましょう。