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猫を完全室内飼いするメリットとは?

ペットの猫を室内飼いすると、トイレをしつけたり家具を守ったりする手間は発生します。しかし、外飼いするよりも飼い主とペットの両方にメリットが生まれるケースもあります。ここでは、猫を室内飼いするメリットについて解説します。

交通事故など外は危険でいっぱい!

猫を外飼いする際、もっとも危険な要素が車です。猫には「車が危ない」という発想はありません。そのため、交通量の多い道路にも平気で足を運んだり、車が走ってきても避けなかったりします。人間なら車が来ると咄嗟にかわしますが、猫はじっと車を観察してしまう傾向があるため、交通事故に遭う確率が高いのです。
また、猫は外に出歩くようになると本能的に縄張りを形成します。目立つ場所に自分の臭いをすりつけて、他の猫を追い出そうとするのです。しかし、縄張り意識があるのは他の外飼いの猫や野良猫も一緒です。その結果、縄張りが重なった相手と喧嘩をして重傷を負わされる危険があります。室内飼いはこれらの不安要素を取り除ける方法だといえるでしょう。

散歩をしなくてもOK

猫にとって散歩はさまざまな意味があります。無意識のうちに運動不足を解消するために動いたり、ストレスを発散させたりする目的が見られます。中でも、縄張りのパトロールは猫にとって重大な目的でしょう。自分のマーキングポイントが荒らされていないか、新しい外敵が縄張りに侵入してきていないか、猫は常に目を光らせています。しかし、そんな猫の気持ちに付き合って一緒に散歩へと出かける飼い主の負担は少なくありません。
室内飼いを始めて、猫を外に出さなければ、室内が猫の縄張りと変わります。仕事や家事で疲れているのに散歩へと連れ出す必要がなくなります。いつも猫をそばで見ていられるので飼い主の心も癒されますし、一石二鳥の飼い方でしょう。

猫は上手な室内飼いで健康に長生き!

外飼いをするとトイレなどのしつけが減るので、飼い主にとって楽ではあります。しかし、外敵に遭遇する確率は大幅に上がり、猫の安全は保障できません。たとえば、他の猫と喧嘩してできた傷口が化膿し、大病を呼び込んでしまう可能性があります。また、落ちている腐った食べ物などを口にしてしまい、体調を崩すパターンもありえるでしょう。
室内飼いをすると、猫の行動を四六時中見守っていられます。病気や怪我になる可能性が小さくなり、飼い主と一緒に長く暮らせるでしょう。小さな家に閉じ込めるのがかわいそうという人もいるでしょうが、猫がしっかりと家を「自分のエリア」と認識すれば、ストレスもたまりにくくなります。室内飼いは猫を長生きさせるために適したスタイルなのです。

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