ペットを連れての乗り物、大丈夫?
2019年05月26日
旅行などで何日も家を開ける際には、家族同然のペットを家に置いていくことは難しいものです。できれば一緒に出かけたいですが、車以外の交通手段の場合ペット同伴はできるのでしょうか?ここでは気になるペットの乗り物事情をご紹介します。
ケースに入れば新幹線はOK!
結論からいうと新幹線にペットを持ち込むことは可能です。ただしいくつかの条件があるのでそれらを満たす必要があります。まずペットは「手回り品」扱いとなり、JRによると以下のように定義されています。
「犬、猫、鳩またはこれらに類する小動物(猛獣やへびの類を除く)で、
・長さ70センチ以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が90センチ程度のケースにいれたもの
・ケースと動物を合わせた重さが10キロ以内のもの」(※1)新幹線は多くの人が利用する公共の乗り物なので、危害を加える可能性のある猛獣や苦手な人もいるへび類などは持ち込みが禁止されていますが、犬や猫などのペットは持ち込みが可能です。手回り品の持ち込みには1つにつき280円の料金がかかるので、駅の改札で手回り品切符を購入しましょう。(※1)JR東日本、https://www.jreast.co.jp/kippu/20.html、(引用日:2017.8.31)
飛行機では貨物扱いになることも
飛行機にペット同伴で搭乗する場合は、基本的にペットを客室へ連れ込むことはできず貨物扱いとなります。航空会社にもよりますが、搭乗の30分前には受付カウンターで手続きを済ませ、受託手荷物として預けましょう。飛行機の貨物室は客室と同じくらいの気温や気圧に保たれていますが、照明は暗く飛行機の大きな音がずっと聞こえる環境なので、普段から暗い場所やうるさい場所が苦手なペットには辛い環境となります。飛行機に乗せる場合には、事前にペットケージや暗い場所に慣れさせる訓練をしておくことをおすすめします。また生まれて間もないペットや年取ったペット、持病のあるペットなどは体調変化が起きやすいので、かかりつけの獣医師に相談してみましょう。
ペット自身のストレスもよく考えよう
飼い主はペットと一緒に出かけることで安心をおぼえますが、乗り物に慣れていないペットにとっては公共交通機関での移動は体力的にも精神的にもストレスになる可能性があります。特に飛行機での移動の場合は、飼い主の姿が見えなくなるのでストレスをより感じやすいでしょう。なるべくペットの負担にならないような環境を作ってあげることが大切です。例えば日頃から使用している匂いのついたタオルなどをケージの中に入れておくことで安心感を増す効果があります。ストレスのあまり移動の車内や機内で暴れたり鳴き続けたりすると、周りの乗客にも迷惑となります。ペットの体調は悪くないか、水分補給はきちんとしたかなどしっかりと様子を観察して、無理のない形で一緒に出かけるようにしましょう。