犬への静電気防止策やグッズを紹介します!
2020年05月02日
乾燥する時期になると、犬の体は静電気を帯びやすくなります。静電気がひどいと、スキンシップをするたびに「バチッ!」と驚くことになりかねません。ほこりなどを引き寄せやすくなるので、犬にとっても良くありません。そこで今回は、静電気を防止する方法やお役立ちグッズなどを紹介します。
家の中で静電気が起こりやすい場所は?
化学繊維が犬の体に触れやすい場所は静電気が起こりやすくなります。たとえば、毛足の長いじゅうたんやラグといった敷物の上は注意しなければなりません。犬がごろごろ寝転がって遊んでいるだけで、すぐに大量の静電気が発生してしまいます。同様に毛布を敷いている寝床も静電気が起こりやすい場所です。冬になると寒さをしのぐために、眠るとき以外も寝床でくつろぐ犬が多くなります。また、電化製品をたくさん置いている場所も気をつける必要があります。テレビなどの電化製品にほこりがたまりやすいと感じたことはないでしょうか。それは内部から出ている静電気がほこりを引きつけるからです。電化製品の近くで過ごしている犬は静電気を帯びやすくなります。
犬への静電気を防止する方法
静電気は空気が乾燥すると起こりやすいので、加湿器を使うことで予防できます。加湿器が使えない場合は、洗濯物を部屋干ししたり霧吹きで水を散布したりすることで代用が可能です。化学繊維のじゅうたんや毛布を天然素材のものに置き換えるのも有効な対策になります。羊毛や綿などは静電気が発生しにくいですし、洗濯の際に静電気を防止する成分入りの柔軟剤を使うとさらに良いでしょう。また、スキンシップの際に発生する静電気を減らすために、飼い主の手にハンドクリームを塗る方法も有効です。基本的には犬に服を着せないほうが静電気の発生を軽減できますが、防寒などのために着せるケースもあるでしょう。服を脱がすときは、先にハンドクリームを塗った手で犬の体を撫でておくと、静電気が発生しにくくなります。
犬への静電気防止グッズ
静電気から犬を守るグッズもいろいろ発売されています。たとえば、装着していると静電気を除去できる首輪や、乗ると静電気が逃げていくマットなどがあります。また、ブラッシングの際に使用するスプレーも静電気防止グッズのひとつです。スプレーに含まれる成分の作用で静電気の発生を抑えられます。ブラシと毛の摩擦が減ることにより、静電気や抜け毛が起こりにくくなります。摩擦の軽減を重視する場合は、犬用のリンスも使うと良いでしょう。また、観葉植物は静電気を招くプラスイオンを減らすため、電化製品の多い部屋などに置いておくと予防になります。犬は静電気の対策を自分で行えないので、乾燥する時期になったら飼い主が気を配ってあげてください。