犬を多頭飼いしたい人向け!注意点と魅力とは
2020年08月08日
1匹だけでなく、もっといっぱい犬を飼いたいと考える愛犬家は少なくありません。しかし、あまりにも多くの犬を飼い過ぎてしまうと問題が生じることもあります。ここでは、犬の多頭飼いに関する注意点について、わかりやすく紹介します。
犬の多頭飼いの魅力
多頭飼いの最大の魅力は、犬同士のコミュニケーションを楽しめることです。お互いにじゃれ合ったり、身を寄せ合って眠ったりしている姿を見て癒される人は多いでしょう。こういった犬の仕草は、1匹しか飼っていない場合には決して楽しむことができないものです。また、犬にとってもメリットがあります。いつも飼い主が構ってあげることができれば問題ありませんが、実際には仕事や家事などで構ってあげられないことが多いです。そんなとき、犬はさみしい思いをすることになります。しかし、他にも犬がいれば、さみしい思いをすることなく、コミュニケーションをとることができます。飼い主が遊んであげられなくても、犬同士で遊ぶことができるので、運動不足の解消にもなるでしょう。
犬の多頭飼いのデメリットや注意点
大きく3つ挙げることができます。1つ目はお金の問題です。犬の飼育には、エサ、ペットシーツ、ワクチン接種など必要なものが多くあります。それぞれ、それほど大きな金額ではありませんが、犬の数が増え、出費が積み重なると、意外と大きな金額になってしまいます。日頃から出費がいくらくらいになるのかを計算しておくことが大切です。
2つ目は世話が大変であることです。エサの用意やトイレ、散歩など1匹だけでもそれなりの苦労があります。それが複数になったときの大変さは言うまでもありません。どうすれば効率的に世話ができるのかを考えることが大切です。
3つ目は犬の相性です。仲が良いのであれば問題ありませんが、場合によっては仲が悪く、ケンカを繰り返してしまうこともあります。それぞれの犬の様子を確認しながら、それに適した飼育を心がける必要があります。
家庭で飼う場合は大体何匹くらいがいいの?
具体的な数字を挙げることは非常に難しいです。というのも、家庭の状況などによって大きく異なるからです。たとえば、家族が全面的に多頭飼いに協力的であれば犬の数が多くても何とか飼育できますが、自分1人ですべての世話をするとなると必然的に犬の数も少なくせざるを得ません。また、お金の問題もあります。犬1匹の飼育に必要な金額は、平均で年間約10万円です。単純計算で、2匹であれば約20万円、3匹であれば約30万円が毎年必要になります。そのため、多頭飼いをするのであれば、他の人が何匹飼っているのかに関係なく、自分の場合はどれくらい飼えそうかをしっかりと考えることが大切です。そして、一度に複数の犬を購入するのではなく、様子を見ながら徐々に数を増やすようにしましょう。