猫の「ゴロゴロ」には種類があった!その意味とは
2016年10月04日
猫の鳴き声にはいろいろな種類がありますが、猫好きの人にとってたまらなく感じるのがゴロゴロと喉を鳴らす音ではないでしょうか。でも、実はあのゴロゴロにもいろいろな種類があるのです。では、どんなときに猫は喉をゴロゴロ鳴らすのでしょうか。猫の気持ちを探ってみましょう。
☆満足している時のゴロゴロ
一般的に猫がゴロゴロというのは満足しているサインだと言われます。猫を優しくなでてあげた時や、お腹が一杯になった時など満足げにゴロゴロということがありますね。実際これは猫が母親の乳を飲んでいたときの名残です。猫は生後一週間ほどでゴロゴロというようになります。授乳を促す母猫に応えて、ミルクをきちんと飲めていることや気持ちが良いことを伝える目的があります。その名残で大人になってからも猫は満足するとまるで赤ちゃんの頃に戻ったかのようにゴロゴロと言ってしまいます。そのようにして自分が満足していて相手のことを信頼していることを表しているのです。満足を表すゴロゴロを言っている時の猫は、リラックスしていて表情もいかにも幸せそうなのですぐに気持ちが理解できるでしょう。
☆何かしてほしい時のごろごろ
猫は満足している時だけでなく、何かを要求するときにもゴロゴロと鳴くことがあります。例えば朝ごはんがほしい時、飼い主に向かってニャーと鳴くだけでなくゴロゴロと言ってアピールするケースがあります。この場合はゴロゴロという音の中に通常の柔らかい低音だけでなく高周波の音が含まれている場合が多いです。強めの音で緊急感を感じさせる響きがあるので、注意して聞けば何かを要求しているということが分かるでしょう。ちなみに、満足のゴロゴロとは違い表情も険しかったり何かを訴えるような顔をしていたりします。
☆猫からのシグナルをうまく感じ取って、よりうまい付き合い方を
猫のゴロゴロは実は一種類ではなく、満足のゴロゴロに加えて要求のゴロゴロがあることがわかりました。他にも不快を表すものやパニックの鎮静作用のあるもの、医学効果を生むゴロゴロなどもあります。猫が喉を鳴らしているから幸せな気分なのだろうと簡単には片付けられないようです。言葉を話せない分、猫はゴロゴロの中に様々なシグナルを含めているというわけですね。猫の鳴き声の微妙な違いや表情など細かい部分もよく観察して猫の気持ちを敏感に感じ取ってあげたいですね。猫のシグナルをしっかり受け止めてより良いコミュニケーションがはかれるようにしましょう。