愛猫が家出!?その理由と対策とは?
2017年08月26日
家でゆったり過ごしている家猫が、ある日突然家出してしまうことがあります。しばらくすると自分で戻ってくることもありますが、長期間家出してしまうと、猫の身に危険が及ぶ可能性もあります。
猫が家出してしまう原因や、効果的な対策方法についてご紹介します。
外の誘惑が原因で外出する
猫が家出する理由の1つが、窓の外の誘惑です。自宅でのんびり過ごす家猫にとって、様々な人や犬猫が行き交い、目まぐるしく変化する外の世界は魅力的に映ります。とくに1階に部屋があり、窓から庭やその先の道路がよく見晴らせる場合、猫の好奇心が家の外へと向いていきます。そんな時窓に隙間があると、ふいと抜け出していってしまうことがあるのです。
しかし窓の外を見えないようにしたり、窓に近づかせたりしないようにするのは、身軽な猫相手ではなかなか簡単ではありません。そのため戸締まりをしっかりし、脱出できないように気を配ることが重要です。特に夏場は、うっかり窓や網戸を開けっぱなしにしてしまうことがあるため、いっそうの注意が必要です。
家で嫌なことがあったのかも
家での居心地が悪くて出ていってしまう猫もいます。たとえば叱られたり、大きな音や衝撃があったりした時は、驚いて家出してしまうことがあります。この場合は、お腹が空いたり眠くなったりしたら戻ってくることがあります。
また引越しをしたり、新しいペットを飼ったり、赤ちゃんが生まれたりして環境が変わった時に、居心地の悪さを感じる猫もいます。猫は自分が住む環境にこだわりを持つ生き物のため、時には簡単な模様替えや、餌・水の場所、寝床の場所などが少し変わっただけで、機嫌を損ねてしまうこともあります。このような理由で家出した場合は、連れ戻した後に、少しでも猫にとって居心地のよい空間になるよう工夫することや、猫が寂しがらないように相手をしてあげることが大切です。
迷子になったら大変!飼い主が気をつけるべきこと
猫の家出を防ぐために最も気を配らなければいけないのは、戸締まりをしっかりし、猫が出ていかないようにすることです。もし何らかの事情で猫が出ていってしまった場合は、焦らず対処しましょう。猫の行動範囲は家から200〜500メートル圏内が中心のため、まずはそのエリアをくまなく探します。もし見つからなかったら、猫が使い慣れたトイレ砂や、食べ慣れた餌を家の周囲に置いて目印にしましょう。近所の人に猫が家出した旨を伝え、協力をお願いすることもポイントです。心配であれば、保健所や動物病院にも連絡しておくようにしましょう。
普段から心がけられることとしては、首輪にネームプレートやマイクロチップをつけておく、毎日決まった時間に餌をやることで家に戻る習慣をつける、などがあります。家出によるリスクから猫を守るために、普段から気を配ってあげることが大切です。