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猫は水が嫌い!その理由と解決方法とは?

猫は多くの哺乳類の中でも水が嫌いなことで有名です。水場に近づくこともせず、外で飼っている猫であっても雪や雨の日には高確率で家に帰ってきます。ここでは、猫が水を嫌う理由と、水嫌いを克服するために飼い主ができることについてまとめました。

猫が水を嫌いになった原因とは

猫が健康的に生きるためには毛並みが非常に大切です。猫を観察していると、よく自分の舌で毛並みを整え、汚れを拭い去っているのが分かるでしょう。毛が汚れると病気に感染しやすくなるので、猫は毛並みに敏感なのです。そんな猫の毛並みにとって、天敵なのが水です。猫の毛は防寒のため、空気をためこんでフワフワになるように生えています。しかし、そのことで水を含むとベタッと萎れてしまい乾きにくい特徴も持っています。ドライヤーもエアコンもない野生の猫にとって、そんな状態で過ごすのがどれだけ危険か、想像には難くないでしょう。
そんな経験がDNAに刻み込まれているため、猫は成長と共に水場を嫌い、濡れることを避けて生活するのだと考えられています。

シャンプーしたいけどできない

水を嫌う猫を飼っていると、困るのがシャンプーをするときです。シラミやノミを撃退するために、飼い猫をシャンプーするのは貴重な時間です。もしもシラミに感染すると、猫だけでなく飼い主にまで危害が及ぶ恐れがあります。しかし、本能的に水を避けたがる猫からすれば風呂場やシャワーは恐ろしい存在です。水の音を聞いただけで逃げまわり、シャンプー中も暴れまわるのは珍しい光景ではありません。
コツとしては、できるだけ早くシャンプーを終わらせてあげることです。あらかじめシャワーやシャンプーを用意した状況で待機し、猫を風呂場に入れたら全速力で体を洗います。そして、すぐにドライヤーで乾かし、猫にとっての不快感を解消してあげましょう。

社会化期に慣れることも可能

猫を水に慣れさせたい場合には生後2~3週から8~9週目までを指す「社会化期」での教育が重要になります。この間に猫は生きていくために必要な風習を体に覚えこませていきます。猫の性格が確立していくのもこの時期です。この時期にシャンプーを頻繁に行ったり、風呂場で遊ばせたりするなどして水に慣れさせていくと、大人になっても水を怖がらなくなる可能性があります。社会化期を過ぎても水嫌いを克服させることは不可能ではありませんが、より成功率を上げるには社会化期の教育をおすすめします。
ただし、猫にとって水嫌いは絶対に克服できる本能ではないので、どうしても水に慣れないようならあきらめて対処法を考える方が猫のストレスにならないでしょう。

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