病気に必須なペット保険ってなに?
2018年11月03日
愛するペットの健康を守るためには、突然の病気や怪我に備えておくことが重要です。また飼育環境や食事内容の向上によってペットの寿命が延びたことで、高齢化に伴うガンや白内障などといった病気の症状についても考慮しておく必要があるでしょう。しかしペットの治療にかかる費用は高額になりやすいため、医療費を支払うのが難しいというケースも考えられます。そこで役に立つのが、ペット保険です。
ペットが病気になったときに力強い味方になる「ペット保険」
ペット保険とは、自分が飼っているペットを対象として加入する保険のことです。動物病院などでペットが医療サービスを受けた際、必要になった診療費用や治療費用、入院費用や手術費用などのうちの一定金額が、保険によって支払われます。
ペットには人間に適用される健康保険のような制度がなく、病院で治療を受けると自由診療という扱いになり、医療費が全額自己負担となります。そのため困難な手術や継続的な入院、抗ガン剤の投与を初めとした高度治療などによって、医療費が相当な高額になるケースも考えられるでしょう。そんな万が一のときの備えとして、ペット保険はとても効果的です。ペットの長寿・高齢化が進んでいることで、ペット保険のニーズは年々高まっています。
ペット保険にある割引制度とは
ペット保険にはいろいろな割引制度が用意されています。「インターネット割引」は、インターネット経由で保険を申し込むことで、保険料の割引が受けられるサービスのことです。初年度のみの適用が一般的ですが、保険会社によっては継続後の保険料も割引してくれます。「多頭割引」は、同一の保険会社で2頭目以降のペットの保険を契約する際、保険料の割引が受けられるサービスです。割引率は保険会社によってさまざまです。「マイクロチップ割引」は、マイクロチップを埋め込んだペットを保険に加入させる場合、割引制度が適用されるサービスです。ペットのマイクロチップ装着を推奨する目的で設けられているようです。「無事故継続割引」は、契約年度中に一度も保険金の受け取りが行われなかったときに、次年度の保険料が割引になるサービスのことです。逆に保険金の受け取りが多いと、次年度から保険料が割増になるケースもあります。
ペット保険ではどのような保証をしてくれるのか
一般的にペット保険で補償されるのは、通院費用や入院費用、手術費用となります。またペットが他人に噛みついて怪我をさせたり、他人の物を損壊させたりして、法律上の損害賠償責任が発生した場合に、補償を受けられるというペット保険の特約もあります。さらにガンや歯科治療、椎間板ヘルニアや車椅子利用など、加入する保険次第で幅広い補償が受けられるでしょう。他界してしまったペットのためのセレモニー費用が補償されるケースもあります。
ペット保険は補償される内容や、支払われる保険金の額などが保険会社によって異なりますから、加入時によく吟味するといいでしょう。さらに、どんな割引制度が適用されるのかにも注目して、保険会社を選ぶのが賢明です。万が一のときに備えて、そして高額の医療費が必要になったときのため、ペット保険に加入しておくことが、愛するペットの健康を守ることにつながるのではないでしょうか。