ペットが心地よい室温は?
2019年01月26日
ペットを飼っていると、室温がどれくらいか気になるでしょう。特に留守番させる時には適温を知っておく必要があります。そこで、ペットの適温について解説します。犬と猫との違いもありますが、季節や個体差も考えて調整しましょう。
犬に適した室温は?
犬は夏の場合なら25度〜28度、冬なら18度〜23度前後が適温と言われています。犬も熱中症になるので、夏は30度を超えない程度に冷房を入れてあげましょう。部屋全体を冷やし過ぎるより、クーラーマットなどを置いてあげると自分で調節できます。屋外飼育の場合は日よけのある場所など直射日光が当たらない涼しい場所を選んでください。小型犬は全体的に寒さに弱い傾向があります。冬はできるだけ温かくしてあげましょう。ブランケットをベッドに敷くなどの他、室内でも服を着せると防寒できます。小型犬ではなくても、老犬など寒さに過敏になっている犬もいます。寒さは心臓に負担がかかりやすいので、震えていないか見ながら温かくしてあげてください。
猫に適した室温は?
猫の場合は、人間よりもやや高めの室温設定が適切といえます。夏なら26度〜30度、冬は寒い場所でも22度以上はあったほうがいいでしょう。人間なら暑いと感じる室温でも猫には快適な場合がほとんどです。春になっても寒いと感じる猫もいるので、潜れるような温かいベッドを用意してあげましょう。猫と上手に共存するには、部屋全体は人間に適した温度にして、猫がいつでも自由に入れるような少し温かい場所を作ってあげることです。猫は狭いところに潜る修正があります。ドーム型のベッドや猫専用のコタツを用意してあげるのもいいでしょう。熱くなったら出てきますし、寒くなったらまた勝手に入ります。キャットタワーにも潜れるスペースが付いているものが出ています。
エアコンを上手に使って温度管理をしよう!
ペットに快適な室温にするには、エアコンを上手に使うことで温度管理ができます。犬や猫を多頭飼いしている家庭では、1年を通して一定の室温になるよう設定しているところも見られます。エアコンだけでは乾燥してしまうので、加湿器も併用しましょう。ペットだけの空間ではファンヒーターの使用はおすすめできません。局所的に温度が高くなることと、火傷など思わぬ事故につながりやすいためです。また、何もしなくても適温と感じる場合でも、真夏や真冬に留守番をさせる場合は必ずエアコンを入れて外出しましょう。特に夏は急激な温度の上昇も考えられ、熱中症の危険も考えられるからです。飼い主が不在の時も、エアコンでペットの健康管理をしてください。