犬や猫の定期健診は必要?
2019年03月23日
犬や猫を飼育する際に、定期健診の必要性について悩む人が多くいます。人間においてはやった方がいいとされていますが、犬や猫にまでするのは大げさではないかといった疑問は珍しくありません。本当のところはどうなのでしょうか。ここでは、定期健診について解説します。
主治医を決めて検診を受けることのメリット
犬や猫にも定期健診は必要です。なぜなら犬や猫の病気が多様化し、発症率も高くなっているからです。原因はさまざまですが、高カロリーのペットフードばかりを食べさせたり、散歩を怠って運動不足に陥ったりするなど、ちょっとしたことで病気につながる恐れがあります。
また、定期健診をする際は主治医を決めて、毎回その先生に担当してもらうのがオススメです。なぜなら、犬や猫のちょっとした変化を見逃さずにチェックしてくれるからです。実は犬や猫は病気にかかっても大きな変化が見られないことが多々あります。定期健診では血液検査や尿検査など詳細に調べるため、多くはそれだけでも病気の発見につながるのですが、数字からすべての病気を判断できるわけではありません。そのためにも、僅かな変化を見逃さないように、毎回同じ主治医にお願いすることが大切です。
定期健診にはデメリットもある?
定期健診は犬や猫にとって重要なものなのですが、デメリットはないのでしょうか。考えられることとしては、ストレスがかかることと、費用の問題です。
まずは犬や猫へのストレスです。病院で体を検査してもらうのは人間でもストレスがかかりますが、それは動物でも同じです。しかし、病気の発見が遅れてしまうことと比較すると、一時的なストレスは大きな問題ではありません。
そして次に費用の問題です。費用は固定ではないため一概には言えないのですが、1回につき数千円から数万円ほどになります。ですが、万が一病気になってしまい手術が必要になると、その費用は定期健診よりもはるかに高額になります。そのため、定期健診を毎回行っている方が結果として安くなるので、必ずしもデメリットになるわけではありません。
病気の早期発見もできる定期健診で安心!
犬や猫に対して定期健診を行うかどうかを悩む人は多いのですが、大切なペットの健康は何物にも代えられません。定期健診によって病気の早期発見につながることは珍しくなく、定期健診を行っていたからこそペットの命が助かったという事例もあります。病気の兆候が見られなかったとしても、生活習慣などについて主治医からアドバイスをもらうこともできるため、病気の予防にもつながります。また、早期発見や予防ができた場合は治療費も安価になるので財布にも優しいです。
本来、定期健診はペットのために行うものですが、大切なペットが病気でないことがわかると、それは飼い主の安心感にもつながります。定期健診をすることにデメリットはないので、もし今行っていないのであれば、ペットのためにも定期健診を考えてみてください。