猫のくしゃみに気づいたら?理由と対策
2019年11月09日
猫がくしゃみをするのは、めずらしいことではありません。しかし、それが何日も続くようなら注意が必要です。猫のくしゃみの理由にはいろいろあります。起こることが多い原因や、その状態による対策について基本的なことを理解しておきましょう。
猫にもアレルギーがある?
人間が頻繁にくしゃみをするようになると、ほこりや花粉が原因ではないかと疑います。猫も人間と同じようにアレルギーになるため、くしゃみが続くようならアレルギーによる鼻炎になっているのかもしれません。風邪ではなくアレルギーが理由であると見分けるコツは、猫の体調です。風邪が原因であれば、熱が出て元気や食欲がなくなってきます。しかし、アレルギーであれば、風邪のときほど元気がなくなることはありません。ただし、猫は人間よりずっと嗅覚が鋭いので、アレルギーによって鼻が利かなくなると、そのために食欲を失うことがあります。人間も重症になると鼻炎がつらくなるように、猫も鼻水の量が増えて呼吸が苦しそうになることもあるのです。
猫のくしゃみが続いたときの対策は?
猫のくしゃみがアレルギーによるものであれば、掃除をこまめに行うことで改善できることがあります。空気清浄機なども使えるようなら使用し、くしゃみの原因になるハウスダストや花粉などと触れないようにできれば良いのです。また、アロマセラピーのエッシェンシャルオイルや芳香剤などは、人間にはリラックスなどの効果をもたらしますが、猫には刺激物となります。使っていて猫がくしゃみをしだしたら、使用を控えたほうが良いでしょう。空気の乾燥も、猫の鼻の健康には良くありません。適度な湿度を保ってあげましょう。アレルギーが原因であっても、慢性化すると炎症が悪化し、他の病気を呼び込むかもしれません。くしゃみがずっと続くようなら、病院に行くことも考えましょう。
こんな症状があったら病院に連れて行こう
猫がくしゃみをするだけでなく、熱があってぐったりしているようならウイルスに感染している可能性があります。そして、ウイルスが理由だと、目やにがたくさん出たり、口内炎ができたりすることがあるのです。鼻の症状だけでなく、目が充血してうるむ、口内の炎症などがくしゃみと合わせて起こったときは、病院に行ったほうが良いでしょう。猫がくしゃみをし続けるときに、鼻だけでなく目や口の中も注意して観察すると異常を早く発見できます。くしゃみは、温かい場所から急に冷たいところに出た、といったような心配ない理由で起こることも多いですが、やり続けるようなら病気の始まりかもしれません。起こる理由を考え、猫の様子を見て、重くならないようにきちんと手を打ちましょう。