猫も夢を見る?猫の睡眠の秘密
2020年01月11日
可愛らしい姿や仕草が人気で、猫を飼い始める人が増えています。猫は寝て過ごす時間が多く、飼ってみてその睡眠時間の長さに驚いたという人も多いようです。事前に猫の睡眠や夢を見ているときの行動について知っておくことで、猫と一緒の生活を始めやすくなります。そこで今回は、猫の睡眠パターンや睡眠中の気になる行動について紹介していきます。
猫の睡眠パターンは?
寝ている時間が多いと思われがちな猫ですが、実は睡眠パターンは年齢によって差があります。大人の猫になるにつれて睡眠時間は少しずつ短くなっていくのが特徴です。子猫なら20時間ほど眠ることもありますが、成猫になれば14時間程度の睡眠パターンに変わります。もちろん、連続して眠り続けるわけではなく、あくまで一日のトータル睡眠時間がそのぐらいあるということです。人間と同じようにノンレム睡眠(熟睡状態)とレム睡眠(浅い眠り)を繰り返しますが、人間はノンレム睡眠が80%ほどなのに対して、猫は20%ほどで浅い眠りが多くなっています。猫は狩りをする習性を持っているので、獲物が来たときに備えて身体が省エネ状態になっているというわけです。猫を初めて飼う人は、睡眠時間が多いことに驚くかもしれません。しかし、多くの猫がそうであるため心配する必要はないのです。
猫が寝言?睡眠中の気になる行動
猫と一緒に生活していると、睡眠中に寝言を言ったりうなされたりしている姿を見かけることがあります。猫も人間と同じように眠っている間に夢を見ているので、寝言を言うこともあれば身体がピクピクと動いたりすることもあるのです。身体の調子が悪いのではないかと心配になってしまうかもしれませんが、自然な現象であるため無理に起こさなくても大丈夫です。ただし、痙攣が何度も続くときには病気の疑いもあるので、そのときは病院を受診したほうが良いでしょう。レム睡眠のときは身体が眠っていても脳は半分覚醒しているので夢を見やすくなります。どうしても眠りが浅くなってしまう猫は、夢を見る時間も長くなりがちです。うなったり足を動かしたりしているときは、夢を見ているのかもしれません。
猫の睡眠は重要!夢を見ているときはジャマしないで
睡眠パターンからもわかるように、猫は眠りが浅いのでノンレム睡眠はとても大切です。身体と脳をしっかりと休ませるためにも質の良い睡眠が重要になります。人間も睡眠不足が続くと体調や精神面にしわ寄せがくるのと同じで、猫も睡眠時間が体のコンディションに大きく影響することを知っておきましょう。眠っている姿も可愛いのでついついちょっかいを出したくなりますが、ぐっとこらえてゆっくり休ませてあげるのも愛情です。眠っている間にも身体や脳が成長しているので、寝言を言うときや夢を見ているときでも異変があるとき以外はそっと寝かせてあげましょう。猫の睡眠パターンは成長とともに変化することや夢を見ているときの行動について知っておけば、猫と一緒の生活がスタートしても慌てずにお世話をすることができます。