猫の伸びはヨガのポーズにも?意味はあるの?
2020年02月08日
猫を飼いたいと考えている人は、何気ないしぐさや行動の意味を知っておくと良いでしょう。言葉を話せない猫だからこそ、何を考えているのか探りながら一緒に過ごすことが大切です。ここでは、猫がする行動の1つである伸びについてご紹介していきます。
猫の伸びは活動前のストレッチ!
猫は寝ていることが多く、1日のほとんどの時間を眠りに費やしています。そんな猫がよくする行動の1つが身体を伸ばす運動です。前足を伸ばして背中を弓のようにしならせる姿勢は、ヨガのポーズにも取り入れられています。この猫の行動は、活動する前のストレッチ運動であると考えられています。寝ているときは身体が固まっていたり血の巡りが滞ったりするので、伸びをして動き出す準備運動をしているというわけです。一緒にあくびをする可愛らしい姿を目にすることも多いでしょう。これは、脳に酸素を送るためにかかせない行動の1つです。つまり、あくびと伸びによって活動に適したコンディションを整えているというわけです。目が覚めてからすぐにストレッチをして体をほぐすのは、敵から身を守るための野生本能が働いているからかもしれません。
気分転換したい時にも猫は伸びをする
寝起きにかかわらず、猫は伸びをすることがあります。猫じゃらしやおもちゃで遊んだあとに伸びをすることもあれば、次の行動に移ろうとするときに見られることもあるでしょう。興奮を落ち着かせるためにする場合もあり、気持ちのコントロールの役割もあるようです。人間もデスクワークの最中や休憩後に仕事を再開するときに伸びをしていることがあるのではないでしょうか。猫も人間も同じで、活動の区切りやリフレッシュしたいときについつい伸びてしまうというわけです。また、ジャンプや遊びで失敗したときに伸びをすることもあります。きまりが悪そうに伸びをしているときは、仕切り直しの意味もあるようです。失敗をごまかしたいという猫の気持ちも感じられる可愛らしい行動と言えるでしょう。
リラックスモードの時も伸びをする
起きるわけでもなくゴロゴロしながら伸びをしていることもあるでしょう。前足と両足をまっすぐに伸ばして伸びたり飼い主にすり寄って伸びをしたりといったときには、気持ちが落ち着いてリラックスモードであることがわかります。寝室や日当たりの良い窓辺など、猫にとって気持ちが落ち着く場所にいるときは身体全体を使って伸びる姿が多く見られます。猫の身体はとてもしなやかで柔軟性に優れているため、普段からは考えられないほどの長さにまで伸びることもあるでしょう。一見すると、身体を伸ばしているだけに見える行動でも、実はそのときの気分や目的によって伸びにも違いがあります。猫の何気ない行動からわかる気持ちや気分があるので、猫を飼うならその点にも注目してみると良いでしょう。