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猫に触れようとしたときに「バチッ！」と静電気が発生したことはありませんか。何よりも痛いですし猫をビックリさせてしまうので、お互いのためにもしっかりとした対策を講じておきたいところです。ここでは、猫に静電気を帯びさせない方法や、効果的な静電気防止グッズをいくつか紹介していきます。

家の中で静電気が起こりやすい場所は？

静電気は、「湿度の低さ」や「プラス・マイナスそれぞれの電気を帯電している物質同士の摩擦」が発生原因となっているケースが非常に多いです。そのことを踏まえて家の中で静電気が発生しやすい場所を考えると、まずは風通しが良くて湿気がこもりにくい「玄関」がまっさきに挙げられます。そして、プラスの電気を帯電しているものとマイナスの電気を帯電しているものが同じ場所に置かれている可能性が高いのが、「クローゼット」などの衣類を収納しているスペースです。もう少し具体的に説明すると、スカートやフリースなどの素材に使用されることが多いポリエステルはマイナスに帯電しやすく、タイツなどに用いられるナイロンはプラスに帯電しやすい素材となっています。したがって、クローゼットではなくてもそれらが摩擦する距離にある場所は、おのずと静電気が発生しやすくなっている環境だということは頭に入れておきましょう。

猫への静電気を防止する方法

「湿気の少ない玄関付近」や、「プラス・マイナスそれぞれの電気を帯電しやすい素材が混在している場所」を避けることで、猫に触れたときに静電気が発生する確率は多少抑えることが可能です。しかし、それだけで対策が十分かというとまだまだ不安が残るため、「猫と暮らしている場所全体の湿度を上げる」という方法をおすすめします。湿度が高い環境にいることで、人間や猫が日常的に帯電している微量の電気を空気中に放電させることができ、身体や衣類に電気がたまることはありません。そのため、猫と触れ合ったときに静電気が発生する確率も大幅に下げることができます。特に、空気が乾燥しやすくなっている冬場や、体質的に乾燥肌の人にはこの方法が非常に効果的となります。

猫への静電気防止グッズ

個体差はあるものの、猫は常にフワフワの毛を全身にまとっているため、人間よりも毛や皮膚に電気を帯びやすい状況にあります。そして猫の体表で静電気が発生することで、最悪の場合は皮膚トラブルや気管支炎につながってしまう恐れもゼロではありません。そういった理由から、静電気除去ネックレスなどの静電気防止グッズを使って、可能な限り帯電しない環境を作ってあげましょう。首輪型のネックレスであれば普段から着けておくことができますし、見た目もオシャレな商品が多いので非常におすすめです。また、ブラッシングの際に抜け毛を予防すると同時に静電気を除去できるスプレーや、乗るだけで静電気を除去してくれるマットなども販売されています。状況に応じてそれらのグッズを併用するのも良いかもしれません。