猫はいくつになると成人?猫の年齢とおススメの接し方
2016年08月14日
現在、猫の出演するドラマやCMなどの影響により、書店には猫関係の本が多く陳列され、その経済効果が”ネコノミクス”と表現されるほどの、空前の猫ブームといわれています。テレビやSNSで可愛い猫ちゃんを見て、うちでも飼ってみたい!と思っている方、多いのではないでしょうか?気まぐれで犬よりお世話が楽、というイメージがある猫ちゃんですが、実際はどうなのか、年齢ごとの性格も踏まえて見ていきましょう。
☆昔とは違う?猫の寿命
まず、寿命は基本的には10年~16年ほどと言われています。ですが、家猫と野良猫では大きな差があり、野良猫であれば10年以下と短いですが、おうちで飼っている猫ちゃんであれば15年以上長生きする場合も珍しくありません。猫の寿命はキャットフードや住環境の改善により、昔よりも大幅に伸びています。そして同じ家猫の場合でも、完全室内飼いをしている場合と外に自由に出している場合で比べると、前者の方が寿命は長いというデータが出ています。外に出すとその分交通事故や感染症になるリスクが増えるということですね。室内にいても、遊んであげたり、動き回れるスペースやキャットタワーがあったりすればストレス発散は出来ますので、そこは安心してください。
☆私たち人間と比べると?人間と猫の年齢比較
先程寿命のお話をしましたが、実際人間の年齢に換算するとどれくらいになるのでしょうか。猫は産まれてから2,3か月程度で人間の3~5歳に相当し、1歳頃には人間であれば成人程度になると考えられています。そのあとは2歳であれば人間の25歳、3歳なら30歳と、人間の約5倍の速さで年を重ねていきます。人間の3歳を考えてみてもわかるように、産まれてから2か月頃は母親に社会性などを教わる、猫にとっても大事な時期です。その前に母猫と引き離すと問題行動の原因にもなりますので、飼い始めるのはそれより後の3か月以降がよいでしょう。
☆少しでも早く仲良くなりたい!そのためにはその子に合わせた接し方を
上記でも紹介したように、猫ちゃんも生き物ですので、その子の年齢に合った接し方が必要になります。3か月~1歳までの間は疲れ知らずの子どもと一緒なので、たくさんかまって一緒に遊んで仲良くなりましょう。成猫になっても4,5歳まではまだまだ若い時期なので、その子の性格に合わせてたくさん運動させてください。そして7歳以降になると猫のシニア期に入りますので、無理に遊びに誘うとうっとうしがられることもあります。ですから適度に運動させつつも、話しかけながらゆっくりさわってあげるなどして、のんびりした猫ライフを楽しみましょう。シニア期以降になると病気も増えてきますので、スキンシップを上手にとり、何かあったらすぐ気付けるようにして、最後まで責任を持って可愛がってあげてくださいね。