留守番中の愛猫が心配!空調はどうするのが正解なの?
2017年05月20日
かわいい猫との生活は楽しいもの。毎日一緒にいたいけれど、仕事や用事でどうしても家を空けることはあります。過ごしやすい季節はあまり心配ありませんが、暑さ、寒さが厳しい季節はどのような配慮をしてあげたらよいのでしょうか。
☆暑い時は部屋をある程度冷やしてあげる
真夏は28度程度の高めの温度設定でエアコンをつけてあげるのが基本です。空気が循環していると涼しく感じられるので、扇風機や換気扇も利用して部屋の空気を動かしてあげましょう。温度上昇そのものを避けるために、部屋に遮光カーテンを設置して日光を遮る、あるいは窓の外にすだれを立てかけて影を作るのも効果的です。ペットショップには冷却ジェルや保冷材が入ったクールマットも販売されているので、日ごろからくつろいでいる場所に置いてあげるのもいいでしょう。最も怖いのは猫が熱中症になってしまうこと。すぐに飲めるように、水は複数個所に用意しておきます。水が腐るのが気になる場合は、水をフィルターでろ過しながら供給してくれる循環式の給水器を設置してみてはいかがでしょうか。
☆寒い時は温かい場所があれば大丈夫
夏の暑さに比べると、猫は比較的寒さに耐性があるといわれています。ドーム状のペット用ハウスや毛布で、必要に応じて温まれる場所を作ってあげましょう。冷え込みが厳しくなってきたら、電気カーペットやこたつを点けてあげてもいいですね。ペット用のものも販売されており、熱くなりすぎないように設計されているので安心して使うことができます。昔ながらの湯たんぽも効果的です。タオルを巻いて温度の調整と保温をしてあげましょう。あまりに寒いときは部屋全体を温めることも考えてください。ただし、暑くなりすぎると乾燥や脱水症状が心配になってきます。どの程度の対策が必要なのか、不安なときはかかりつけの獣医さんに聞いてみると、その地域での対応策を知ることができます。
☆部屋のどこかに快適な場所をつくってあげよう
熱すぎても寒すぎても体調が心配になりますが、留守にしている間は少しでも快適に過ごしてほしいもの。とにかく、猫が安心してくつろげる場所を作ってあげましょう。暑さ対策、寒さ対策ともに、部屋の中に何箇所か涼しい場所や温かい場所を作り、あとは猫自身が好きな場所を選べるようになっているといいですね。高齢になるほど温度変化に対応できなくなるなど、年齢によっても必要な対策が変わってくるので、日ごろからよく観察しておくことが重要です。季節の変わり目には猫の様子をよく見ておき、よくいる場所やもともと好きな場所を確認しておきましょう。よくくつろいでいるお気に入りの場所に、温度に合わせて対策を施してさらに快適な場所に変えてあげるのが一番かもしれません。