どうしたらいい?家猫のトイレのしつけ方法
2017年06月03日
猫が家にやって来たら、最初にトイレを覚えさせたいところですね。猫はトイレを早く覚えてくれますが、慌てずに済むようにトイレのしつけ方をおさえておきましょう。ここでは、家猫のトイレのしつけ方を紹介します。
☆猫は砂をトイレにすることを本能で知っている
猫のトイレのしつけは、犬よりも比較的簡単と言われています。なぜなら、猫は本能的に砂の上にオシッコやウンチをすることを知っているからです。もともと遺伝子にそのような行動様式が刻み込まれているので、一度トイレを覚えてしまえば、後はそこを自分のトイレだと認識するようになります。野良猫などは砂場にオシッコやウンチをすることがありますが、これは猫が砂場=トイレと認識する習性があるからです。家猫にトイレをしつけるためには、トイレを置く場所に気を遣うなど、猫にとって快適なトイレ(砂場)を用意してあげることがポイントになります。また、猫の排泄物を受け止める猫砂は種類が豊富にあるので、飼い主の用途に合わせたり愛猫の好みに合わせたりして選ぶと良いですね。
☆猫のトイレサインを見逃さず、トイレへ運ぶ
猫にトイレをしつけるには、まずトイレサインを見つけることがコツになります。猫はオシッコやウンチをしたくなると、ウロウロしたり砂をかくように床をひっかく仕草をしたりして落ち着きがなくなります。床をひっかく仕草をしていたり、ソワソワしていたりしたらトイレに連れて行ってあげましょう。この時、慌てて動くと猫が恐怖心を感じてしまうので、優しく抱きかかえてそっと砂の上に乗せてあげるのがポイントです。上手にトイレができたら「よくできたね」と撫でながら褒めてあげるのがおすすめです。この流れで3~4回成功すればトイレを覚えたと言えるでしょう。猫の場合は1回で覚えてくれることもあります。最初のうちは猫をよく観察して、トイレサインを見逃さないように心掛けましょう。
☆叱るのはNG!猫の気持ちを考えよう
たとえ猫が粗相をしてしまった時でも、叱ることはNGです。どうしても叱る必要がある時は、粗相をした直後に「コラ」「ダメ」などと言い、床を叩いて大きめの音を出すなどの方法が良いでしょう。ただし、猫が飼い主に恐怖心を持ってしまったり、トイレをするのが悪いことだと思ってしまったりすることもあるので、行き過ぎないように気をつけなければなりません。一度おしっこをして臭いがついている場所は、もう一度してしまう可能性が高くなるので、すぐに綺麗にしてトイレに連れていくことを繰り返してしつけることが大切です。また、猫は綺麗好きなので、トイレの排泄物をいつまでも掃除しないでいると、せっかくトイレを覚えていても使わなくなることがあります。トイレの砂はこまめに取り替えて、長時間外出する際などは砂を多めに入れておくのがコツです。