赤ちゃん犬を飼うために必要なこと
2018年09月08日
ブリーダーやペットショップから赤ちゃん犬を迎える場合には、月齢2カ月前後までの大きさが一般的です。まだ小さな赤ちゃん犬を飼うときに準備しておかなければならないものや、育てるときの注意点など必要なことについて解説します。
家に迎えるために準備するもの
赤ちゃん犬を迎える前に、自宅に必要なものを準備しておきましょう。ゲージにベッド、トイレは赤ちゃん犬を飼う部屋にあらかじめセットしておきます。自宅の中でフリーにして飼う人もいますが、犬は安心できる専用のスペースが必要です。特に赤ちゃんの時は親犬や慣れた環境から離れることでストレスを受けることもあります。落ち着ける場所としてゲージとベッドを用意してあげましょう。そして食器と水飲み、フードは赤ちゃん犬に合ったものを揃えます。フードはアレルギーなど体質に配慮したものにしてください。赤ちゃん犬とのコミュニケーションやしつけのためにおもちゃも用意しましょう。そして首輪とリードも忘れてはいけません。 月齢4カ月頃になるとそろそろお散歩デビューです。はじめは室内で歩行練習するなどして慣らしていきましょう。
赤ちゃん犬を育てるときの注意点
親犬から離れたばかりの赤ちゃん犬は、まだ自分の家という自覚ができていません。まず大切なのは、家族の一員であるということを理解してもらうことです。はじめはゲージに入れておく場合でも、家族と同じ空間で過ごす時間を持たせましょう。名前をたくさん呼んであげることも大切なことです。トイレのしつけや「マテ」「オスワリ」「コイ」など基本的なコマンドを教えるのもこの時期が適しています。注意したいのはできないときに怒るより、できたときに褒めることです。これは大げさに褒めてください。赤ちゃん犬は褒められたことでどれが正解かを理解します。そうすることで悪いことや良いことの区別、しつけが身についていきます。いたずらをしたときには「ダメ」と言って止めさせる程度にしましょう。怒ると萎縮してしまい、飼い主に不信感を持ってしまうこともあるからです。
初めの2カ月が重要な時期
赤ちゃん犬はまだ免疫ができていません。そのため生後45〜60日を目安に最初の混合ワクチンを接種します。これはジステンパーなど犬のさまざまな感染症を防ぐためのもので、初回はブリーダーで接種しているのが一般的です。この混合ワクチンは月齢4カ月頃までに計3回接種すれば、免疫が完了して赤ちゃん犬との散歩も可能になります。どのタイミングで子犬を迎えるかで飼い主がワクチンを受けさせる回数が変わります。
2回目のワクチンでは免疫が完全でないため直接地面を歩かせてはいけません。しかし、月齢2カ月以降の時期は社会性を身につけるのに大切な時期です。できるだけたくさんの人に会ったり生活音を聞かせたりするために、抱っこやキャリーバッグでの外出をしましょう。この時期にどれだけ多くのことに慣れておくかで、吠えグセや順応性が変わってきます。環境に慣れていない時期でもあるので、できるだけ留守番もさせないようにしましょう。