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シャンプーは、犬の健康に欠かせないお世話のうちの一つです。子犬のうちから慣れさせていたほうが良いとはいうものの、開始時期やシャンプーをする場所など分からないことも多いですよね。ここでは、子犬のシャンプーについて詳しくご説明します。

シャンプーデビューはワクチンのあとで

子犬の頃はいつからシャンプーを始めても良いのでしょうか。子犬のシャンプーデビューの時期は、ワクチン接種を目安にして考えるのが一般的です。通常、子犬は生後2カ月から3カ月頃に1回目のワクチンを受けますが、このワクチンを接種する前の子犬は病気に対する十分な免疫がありません。そのため、ワクチンを受けていないうちにシャンプーをすると、風邪を引くなどして体調を崩してしまうことがあります。また、生後間もない子犬は足腰がまだ弱いため、シャンプーが負担になることも考えられます。これらのことから、子犬のシャンプーはワクチン接種後に始めるのが好ましいです。さらに、しっかりと免疫がつくように接種から2週間ほどあけることをおすすめします。それまでは蒸しタオルで体を拭く程度にとどめましょう。

家でシャンプーするときの注意点！

いよいよシャンプーデビューとなってもやみくもに洗ってはいけません。ワンちゃんにとってシャンプーが安全で楽しいひと時になるように注意すべきことがあります。まず、洗う場所はお風呂場がおすすめです。子犬や小型犬ならベビーバスを利用しても良いですね。屋外で洗うこともできますが、シャンプーした後の汚水が周囲に流れますし、季節によっては寒いので避けたほうが無難です。
シャンプー前の準備として、体にブラッシングしておきましょう。抜け毛を除いたり絡まりを解いたりしておくことで、シャンプーの時間を短くできます。お湯を掛けるときは、頭から遠いお尻からが鉄則です。突然頭から水を掛けられるとびっくりしますし、一度恐怖心がついてしまうと、この先ずっとシャワーを嫌がるようになってしまいます。いきなり強い水圧にするのも禁止です。お尻のほうから静かに体を濡らしてあげましょう。湯温はぬるめの37℃ほどが最適です。洗うときは顔周りを特に優しく洗ってあげましょう。シャンプー時間があまり長いとワンちゃんも疲れてしまいますが、慌てて終わらせてすすぎ残しがあると、皮膚トラブルの原因になります。すすぎはしっかりと丁寧に行いましょう。

自信がないときはトリミングサロンへ

自分で上手くシャンプーできるか自信がない…という方は、トリミングサロンを利用しても良いでしょう。プロのトリマーが丁寧にシャンプーしてくれます。サロンによってはシャンプーと一緒に爪切りや耳掃除などのグルーミングをしてくれるところもあります。また、サロンを利用するメリットは、自分では気づきにくい健康状態の変化に気づいてもらえることです。犬の体調は体毛の艶や体臭、皮膚の乾燥具合などから知ることができ、トリマーはそれらに注意しながらシャンプーをします。プロに任せることによって体調不良に早期に気づけることもあるのです。サロンを利用するのは手抜きだと思われそうだと意地を張って苦手なシャンプーを自分で続ける方もいますが、結局上手くできておらずワンちゃんが皮膚炎を起こしてしまうというケースもあります。自分できちんと洗える自信がないと相談するとシャンプーのコツを教えてもらえて勉強にもなりますので、気軽にトリミングサロンを利用してみましょう。