なにが書いている?犬の血統書の見方
2018年12月15日
チワワやゴールデンレトリーバーなど犬の種類はさまざまです。そのなかから血統書付きのワンちゃんを飼いたいと考えている人はまずは血統書の見方について知っておきましょう。ここではワンちゃんを初めて飼う人にもわかりやすく血統書についてご紹介します。
血統書には犬の基本情報が書かれている!
血統書には犬の基本的な情報が書かれているので、犬種はもちろん生年月日やDNA登録番号まで記入されています。つまり人間でいう戸籍謄本といったところです。性別や毛色だけでなく父親と母親の血統図も記されているので家柄も把握することができます。さらにドックショーなどで高く評価されるとチャンピオン称号も追記されるのが特徴です。血統書は純血種であることの証明として使われるだけでなく身体的な特徴からなりやすい病気や成長の過程を予測することができます。一般家庭でワンちゃんを飼う場合、血統書は不要に思う人も少なくありません。しかし長い間家族として暮らすことになるワンちゃんの身体の特徴や遺伝的な病気の有無を把握するためには十分に役立つといえるでしょう。
英字だらけの血統書!基本用語を解説
★犬名
血統書の一番上にアルファベットで書かれるのがワンちゃんの名前です。犬舎名と名前を合わせて35文字以内で登録されています。すでに同じ名前で登録されている場合はほかの名前で登録するのが決まりです。
★登録番号
アルファベットと数字が並ぶ登録番号は犬種と5桁の登録番号、そして登録年号と単犬登録をあらわしています。たとえば「PO-01234/17-O」と記されている場合、2017年に01234と登録されたポメラニアンであることがわかります。「-O」は他団体から登録されたことを意味しているため、ワンちゃんによっては登録年号で終わっていることもあるでしょう。
★MALE・FEMALE
この2つはワンちゃんの性別表記で「MALE」はオス、「FEMALE」であればメスを意味します。また毛色は「CHLT(チョコレート)」や「BLK(ブラック)」とアルファベット表記されています。
どの団体から発行されたか確認しよう
血統書について読み方や書いてあることが理解できたなら、次は発行元である団体についても確認しておきましょう。血統書を発行している団体は複数あるので書式はそれぞれ異なりますが、記入されている内容はほぼ同じです。なかには父親と母親や犬種のみが書かれた簡易的な血統書も存在しますが、登録番号や家計図などが詳細に記されていなければ血統書としては不十分です。JKC(一般社団法人 ジャパンケネルクラブ)やKCジャパン(NPO法人 日本社会福祉愛犬協会)などの団体ではそれぞれの規約を満たしているワンちゃんへの血統書の発行を行っています。血統書がついているワンちゃんを飼うときには、発行元の定める基準や記載される情報について調べておくと安心です。