海外でも人気の柴犬!その個性にせまる!
2019年01月19日
日本を代表する犬として柴犬が挙げられますが、実は海外で柴犬の人気が爆発的に高まっています。ではなぜ海外で柴犬が人気なのでしょうか。この記事では、柴犬の個性と、その個性がどのように海外に受けているのかを解説します。
柴犬の気質や特徴とは?
柴犬は日本に古くから生息している小型の犬です。元々は山岳地帯で猟犬として活躍していました。犬の先祖はオオカミであるとはよく言われますが、柴犬はオオカミと遺伝子構造が似ています。そのため、非常に利口で意志が強く、群れとの信頼関係を重視します。群れというのは人も同じで、特に飼い主に対しては忠実です。
見た目としては、体が小さく、毛がフワフワとし、ピンとした耳やクルリと丸めたような尻尾など、非常に愛らしいルックスが特徴的です。しかし、その見た目に反して自信に満ち溢れています。あまり吠えることもなく、どちらかといえば静かな犬なのですが、見知らぬ犬や人に対しては勇敢な姿を見せるため番犬としても人気があります。
他にもこんな日本犬が人気!
海外では柴犬が特に人気が高いのですが、その他の日本犬も人気があります。代表的なものとしては日本犬6犬種と呼ばれるもので、具体的には柴犬をはじめ、秋田犬・紀州犬・四国犬・甲斐犬・北海道犬のことをいいます。
日本犬6犬種にもそれぞれ個性的な特徴を持っているのですが、その特徴の多くが共通しています。飼い主に忠実でその他の人には警戒心が強いことや、立ち耳や巻き尾といったルックス、猟犬として活躍できる身体能力などのように、柴犬の特徴と非常によく似ています。
また、日本犬は飼育が比較的簡単です。しっかりとしつけをすれば飼い主の命令には従うようになりますし、高い温度や湿度にも耐えることができるので幅広い飼育環境に適応してくれます。
海外で柴犬が人気の訳は?
なぜ柴犬やその他の日本犬が海外で人気を集めているのでしょうか。それには大きく2つの理由があります。
1つ目は、柴犬が日本の文化を象徴しているように感じられるからです。日本にはサムライという文化があり、海外ではサムライのような文化を好む人が多くいます。そして、柴犬の性格は飼い主に忠実で、大人しいにも関わらず敵には果敢です。この柴犬の性格がサムライのイメージと一致しているため、海外の人の興味を引き付けることになりました。
2つ目は映画の影響です。日本犬が登場する映画はたくさんあるのですが、2009年にアメリカで公開された『HACHI』は大ヒットしました。本作は日本で有名な忠犬ハチ公を映画化したものなのですが、これがきっかけで日本犬が世界中に知れ渡り、興味を持つ人が増加することになります。
日本では海外発祥の犬が人気ですが、この機会に日本犬にも注目してみてはいかがでしょうか。