犬を飼ってから犬アレルギーと判明した場合の対処法
2019年03月30日
犬を飼い始めてから自分や家族に犬のアレルギーがあると分かった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。すでに家族の一員として迎え入れた犬との生活を継続しつつ、アレルギーにもうまく対応できる方法をお伝えします。
犬アレルギーとは?主な症状
犬アレルギーの症状は風邪に似ています。咳や呼吸音に雑音が混じるという喉の症状や、鼻水が出てムズムズし痒みを感じるという鼻の症状が出ます。また目が充血したり痒くなったりという目の症状も一般的です。花粉症などのアレルギーに似た症状や、喘息に似た症状が現れるため、すぐには犬アレルギーだと気づきにくい可能性があります。また皮膚が痒くなったり、痛みを感じるという症状が出る場合もあります。皮膚に出る症状は赤みを伴い、腫れることがあります。さらに犬アレルギーの症状が進むと、下痢やめまい、吐き気や嘔吐といった重篤な症状に変わります。皮膚に出た赤みや腫れといった症状が体内で起こることもあり、症状が気管に現れると呼吸困難に陥ります。この場合、生命の安全が脅かされる危険があります。
犬アレルギーの人が気を付けたいこと
もし犬アレルギーであることが分かったら、アレルゲンである犬の毛や唾液に触れないようにすることで症状を抑えることができます。庭や広いバルコニーがある家なら犬を屋外に出して家の中へ入れないという方法がもっともおすすめです。しかし寒冷地や集合住宅の高層階など、犬を室内で飼わなければならない場合は、犬の部屋を作ってそこから出さない、犬を寝室には入れないなど工夫をして対処しましょう。また犬に触れるときは手袋やマスクをすることでアレルゲンとの接触を減らすことも有効です。アレルギーがある人は犬の毛やフケに反応しますので、こまめにお風呂に入れて身体を洗ってあげることもアレルギー対策になります。また部屋の中を常に清潔に掃除し、換気をすることも重要です。こまめな掃除で部屋の中のアレルゲンを極力減らすように心がけましょう。
ペットと上手に付き合うには
犬アレルギーになってしまったら、軽い症状なら部屋を清潔にして犬をこまめに洗って身体を清潔にし、アレルゲンを減らすことで対処できます。もし症状が重くなってしまったら、できるだけ犬との接触を減らすことが大切です。手袋やマスクを着け、花粉症の対策をするようにして犬に接しましょう。かわいそうに感じるかもしれませんが、重度のアレルギー反応は命の危険につながる場合があります。また空気清浄機を使い室内の空気を整え、アレルゲンが少ない状態をキープすることも大切です。犬アレルギーが出た場合、症状に合わせた対応が必要になりますが、生活空間からアレルゲンをできるだけ取り除くことが基本です。生活空間を分けるほか、掃除と換気をこまめにして犬の毛などアレルゲンを減らすように努力しましょう。