愛犬家なら知っておきたい戌年の意味や由来
2020年02月15日
戌年は12年に1度しかやってきません。そのため、愛犬家にとってはなんだかワクワクした気持ちになる年ではないでしょうか。しかし、戌年を含む十二支の意味や由来についてあまり知らないという人もいるでしょう。ここでは、戌年の意味や戌年の人の性格などについて詳しくみていきます。
そもそも十二支って何?
戌年を含む十二支の由来は、もともと木星の軌道が十二年で1周することをあらわすために用いられていた数字でした。この数字は紀元前4~2世紀の中国で暦として使われており、当時は1年ごとに動物を当てはめることはなく、年を数えるための単なる数字として認識されていました。しかし、一般の人には覚えるのが難しいなどの理由で中国ではわかりやすい動物の名前にかえたことが十二支の由来です。日本でも弥生時代から十二支が用いられていたといわれています。十二支は子、丑、寅、卯、辰、巳、申、未、午、酉、戌、亥(ねずみ、牛、トラ、うさぎ、龍、ヘビ、馬、羊、サル、鳥、犬、イノシシ)の順番で1年ごとにこれらの動物を当てはめていきます。十二支は年をあらわすだけでなく、方向や時間、日付などをあらわす方法にも用いられています。
戌の意味や由来を教えて!
戌年は動物の犬を表していると考える人もいるでしょう。実は「戌」の漢字の本来の意味は「犬」ではありません。「戌」は秋に作物を収穫する時期の9月にあたる意味をあらわす漢字です。しかし、中国で十二支をわかりやすく伝えるために、すべての干支に身近な動物を当てはめていく過程で「戌」は「犬」と当てはめられたことが戌年の由来とされています。戌年にはどのような意味があるのかというと、十二支のなかでは11番目にあたることから12年のサイクルの中で「収穫」をあらわします。たとえば、いままで手がけてきた仕事や趣味、人間関係などの改善に努力を続けてきた人は、それが報われる年とされています。さらに、いったん「収穫」を迎えることになるので、取り組んでいた物事にある程度の結果がみえてきたら、結果を受け入れて一休みするという年でもあります。同時に、今後の12年サイクルに向けて新たなことに取り組む年になるでしょう。
戌年生まれの性格は?
戌年生まれの人はどのような性格の傾向があるのでしょうか。一般的にはとても義理人情に厚く、勤勉な性格であるといわれています。「収穫」を象徴する年とされる戌年であることから、コツコツと日々努力を続けて結果を得るようなタイプの人が多いのかもしれません。堅実であり、比較的冷静な性格でもあり、助けてもらった人にたいする恩は忘れないという特徴があります。また、人を信用するには長い時間を要しますが、一度心を許した人に対しては簡単に裏切るようなことはないようです。不特定多数の人と楽しく過ごすよりも、気を許した少人数のグループでいた方が心地よく感じるという傾向も持ち合わせています。見た目は社交的な人でも、大勢の人と一緒にいることが苦手な人もいるでしょう。また、いったん戌年の人を怒らせてしまうと、なかなか心を許すことはなく相手を警戒し続ける傾向があります。一度心を閉じてしまった相手に対してはそう簡単に心を開くことはありませんし、忘れることはありません。多少頑固な一面も持ち合わせているといえます。そのため、戌年生まれの人は怒りを感じると心の中でずっと忘れることがないのでとても疲れやすい傾向があります。