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犬の食糞をやめさせたい!原因別の対処法

犬を初めて飼うと日々、新鮮な感動や楽しい驚きがあるものです。しかし、中には、飼い主に衝撃を与え、戸惑わせる犬の行動もあります。それが「食糞」です。食糞とは、犬がうんちを食べてしまうことをいいます。すべてがかわいく感じる愛犬であっても、日常的に触れ合う愛犬の食糞だけは受け入れられないという人もいるかもしれません。そこで、犬の食糞をやめさせる対処法について原因と併せてご紹介します。

子犬や母犬の食糞は自然な行動

食糞行動を見せている犬が子犬であったり、子育てをしている母犬であったりする場合、犬が本来持つ自然な習性により起きている行動であると考えられます。多くの動物は、生まれたばかりの状態のとき、自分で排泄をすることができません。そのため、母親が子どものお尻を舐めて排泄を促します。犬も同様に、生まれたばかりの頃は排泄を母犬が舐めて促すことが通常です。また、母犬がお尻を舐めることによって子犬を衛生的に保つこともできます。さらに、食糞は母犬が子犬を守るための行動でもあるのです。子犬が排泄したうんちをすべて食べることで、子犬がいた形跡をなくし、外敵から守るといった意味を持っていることもあります。そして、子犬はそんな母親の行動を見て、真似して食糞をすることもあるのです。また、子犬ならではの好奇心から食糞してしまっていることもあります。ただし、これらを原因としたケースの場合、子育てが終わったり、子犬から成長したりすることで自然と食糞をやめることがほとんどです。そのため、一時的に見られる自然な行動と割りきって放置しておくことが対策となります。

不自然な食糞のケースは原因を探ろう

不自然な食糞の場合には放置していると治らないこともあるため、原因を探っておくことが大切となります。たとえば、食生活やストレスといったような原因の場合です。食事の量が足りなかったり、食べているフードが合っていなかったりすると食欲を満足させるために食糞を始めてしまうことがあります。また、食事に飽きて新鮮な味を求めてうんちを食べるケースもあるのです。このような場合には、犬のフード量を正しく管理し直したり、別のフードに変えたりすることが解決策となります。他にも、ビタミンBやビタミンKの不足も考えられる食糞の原因の1つです。不足する栄養素を再吸収するために、うんちを食べている可能性もあります。ビタミン不足が原因であれば、サプリメントの利用などが対策として効果的です。さらに、ストレスによって食糞をしている場合には、お散歩の時間を長めに取るようにしたり、遊び時間を定期的に取ってあげたりすることで食糞の悩みが解消されることもあります。

食糞への対処法を知って防止する

食糞をしないように犬の食生活を見直したり、ストレスを解消してあげたりすることも大切な対策です。しかし、犬が食糞を発見したときの対処法にも注意が必要となります。食糞している様子を見て飼い主が驚き、大きな声を出してしまうと、犬はますます食糞に精を出すようになる可能性があるからです。飼い主が大きな声をあげたり、怒ったりする行動を、犬は、飼い主が興奮するほど喜んでくれているとみなします。そして、もっと飼い主に喜んでもらいたいと、何度も食糞行動を繰り返すようになるのです。犬の継続的な食糞を防ぐためのポイントは、うんちを食べているところを見たときに、できるだけ関心が無いかのような行動を貫くことです。食糞をしても飼い主は何の反応もしてくれないし、喜んでもくれないと犬に思わせることが食糞の継続を防ぐための対策となります。

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