犬にあげないで!あげると危険な食べ物3つ
2016年04月16日
犬は会話ができなくとも、飼い主の心を動かす方法をよく知っているものです。例えば、飼い主が美味しいものを食べていると、潤んだ瞳でじっと見つめて、自分からお手をして自分も欲しいと催促することがあるのではないでしょうか。かわいいペットにねだられるとついつい美味しいものをなんでもあげたくなってしまうものですよね。でも、人間の食べ物の中でペットにあげてはいけない危険な食べ物があるのをご存知でしょうか。今回は、その中の代表的な三つの食材について取り上げてみます。
☆玉ねぎ中毒に要注意!!
ペットの犬に与えると生死に関わる非常に危険なものの一つが玉ねぎです。人間の食生活では欠かせないものですが、いろいろな食材に含まれているので注意が必要です。玉ねぎに含まれる成分が赤血球を破壊するので、溶血性貧血や、ハインツ小体性貧血などを引き起こしてしまいます。下痢や血尿、胃腸障害、心拍の増加などの症状が見られ、摂取量によっては死に至るケースもあります。玉ねぎのエキスが出ているスープや、長ネギ、ニンニク、エシャロットなど同じゆり科の植物も危険ですので、ペットが摂取してしまわないよう充分気をつけましょう。
☆あまーい誘惑!チョコレートは実は危険
犬にとって大変危険な食材の一つがチョコレートです。チョコレートの原材料であるカカオの香り成分であるデオブロミンは、中枢神経を刺激する毒素として働きます。心拍が増加して、不整脈が生じることがあります。また、ひどくなると嘔吐や痙攣、死に至る可能性もあります。カカオの含有量が高いものは特に危険です。また、犬の体重が軽ければ軽いほど致死量は少なくなります。チョコレートをカバンに忍ばせていたら、匂いを嗅ぎ付けたペットがこっそりと食べてしまって、具合が悪くなったということにならないように、しっかりと管理しましょう。
☆真っ赤なトマト!食べる際には十分注意して!
健康に良いというイメージの強いトマトですが、実は犬に与える場合は注意が必要な食材の一つです。トマトの茎や葉、青いトマトには毒性があり、じゃがいもの芽に含まれるのと同じソラニンという有毒成分が含まれます。食べさせると嘔吐や下痢、痙攣、腹痛などの中毒症状が出ることがありますから、十分に注意しましょう。さらに、赤く熟した実の部分は食べさせても大丈夫ですが、微量とはいえソラニンが含まれており毒性を発生する危険があるので、大量に食べさせることは控える必要があります。トマトを与える際には、しっかりとヘタを取り除き、過剰に食べさせすぎないことを意識しましょう。