ペットを飼うなら知っておきたい!災害時の対応~犬編
2016年09月21日
災害時にダメージを受けるのは人間だけではありません。愛犬も大きな影響を受けることになります。そこで、災害から愛犬を守るために準備しておきたいことをご紹介します。
☆災害が起きた時に困ること
災害が発生することによって困るのは人間だけではなく愛犬も困難な状況に陥ってしまいます。地震や噴火などによって避難所生活を強いられるような災害の場合、飼い犬に関して困ることは、まず、落ち着かせることです。強い不安を感じているため安心させることが難しくなります。その他に困ることとしては、さまざまな世話に必要なものが手に入らないことです。例えば、水や食料、トイレシーツなどが入手困難になるでしょう。
また、飼うこと自体が困難になることも考えられます。飼い主が精神的にも体力的にも追いつめられてしまうことによって、愛犬の世話ができなくなったり、衛生上の問題から避難所にペットを連れていけなくなったりするのです。
☆あらかじめ用意しておきたいもの
災害時に愛犬を守るためには、あらかじめ準備できることをしておくのが大切です。用意しておきたいものは、まず非常食や飲料水です。命をつなぐためには食糧と水の確保が重要です。災害発生時には、ペットフードの配給が行われる場合もありますが、災害発生から1週間程度たってから配給が始まることが多いといわれています。できれば1週間分程度は確保しておきたいものです。
また、避難所で落ち着いて愛犬が過ごせるようにケージやキャリーケースを準備することも大切です。さらに、災害時は愛犬も精神的に不安定になって逃げてしまうこともあります。迷子になった時に備えて迷子札を用意しておくことも忘れないようにしましょう。
☆災害が起きてしまったら
もし実際に災害が起こってしまったら、準備してきたもので愛犬とともに精一杯生き延びることになります。しかし、想定外の事態に見舞われることや、精神的に追い詰められてしまうこともあるでしょう。そういった場合には、周囲に積極的に相談し、サポートを得ることが大切です。災害時は、「自分だけが大変なのではない」と考え、人に迷惑をかけないように行動する人が多いようですが、本当に困った時はお互いに支え合うことが大切です。
愛犬の問題についても同じです。ペットを飼っている者同士で支え合ったり、知り合いに世話のサポートを頼んだりして精神的に追い詰められないように気を付けながら、ペットの面倒を見ていくことが大切です。そのためにも、日頃から地域の人のつながりを大切にし、ペット仲間などとの交流を深めておくことをおすすめします。