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大切な家族の一員である愛犬も、人間と同じように体調を崩すことがあります。言葉は話せないので、体調が悪いのか、それとも別の理由があるのか判断しかねるときもあるでしょう。毎日の中でちょっとした変化を見逃さないようにしたいものです。

☆症状はないが元気がない

特にこれといった症状がないけれど、なんとなく愛犬の元気がなくて心配したことはありませんか。普段から決まった時間になるとご飯が欲しい仕草をしていたのにしなくなったり、散歩の時間に体いっぱいにアピールしたりすることがなくなった、このような変化に病気が隠されていることもあります。もし、これが数日のことで、すぐ元通りになればそれほど心配することはないのですが、暫くこの状態が続くようであれば注意して様子をみましょう。気にしておきたいポイントは、食欲がなく食べない、便秘・下痢気味、おしっこがでにくい、などの症状です。尿や便が赤く血が混じっているように見えたら何らかの病気の可能性があります。さらに抵抗力が弱くなっていると食欲がなく、元気がなくなっているように見えます。何も食べないようなら感染症などの病気を疑って獣医師に診てもらいましょう。

☆鼻水や嘔吐の症状がある

健康な犬の鼻は適度に湿っていますが、時に鼻水を出していることもあります。鼻水には病気が隠れている可能性もあるので、どんな状態なのかをチェックしておきましょう。鼻水が大量に出ていて、膿や血などが混じっている場合にはウイルスなどの感染症の可能性があります。その他にも人間と同じくアレルギーによるものであったり、鼻の穴に異物が詰まっていたりすると鼻水が出ることもあります。さらに、鼻水だけでなく、嘔吐の症状にも注意です。嘔吐には食べたものに問題があることが考えられます。農薬など害があるもの、プラスチックなどを間違えて食べてしまったなどの場合には嘔吐することがあります。もし、繰り返しの嘔吐や出血、食べてもすぐに吐いてしまうなどの症状がある場合には腸閉塞や胃腸炎などの病気の可能性もあります。

☆一時的なものか見極めて病院に行くか検討を！

全ての飼い主にとって、愛犬の健康を願うのはごく自然なことではないでしょうか。毎日一緒に過ごしているため、何かいつもと違うというサインを見極めるのは比較的可能であるケースが多いでしょう。少々の体調不良であれば、数日でいつも通りの元気な状態になることもあるので、あまり神経質になるのもかえって飼い主と愛犬にとってストレスになりかねません。しかし、今まで大好きだった遊びに全く反応しない、明らかに便や尿などの状態が今までと違うなどの症状が見られた場合には、迷わず病院に行くことも検討しましょう。人間と同じで愛犬も病気とは無縁ではありませんので、予防もかねて病院で検査してもらうことも大切です。このように、大切な家族の愛犬だからこそ、ちょっと様子が変だなと感じた際には素早い対応を取りたいものですね。