ワンちゃんの快眠のために!どんなベッドを選ぶといいの?
2017年09月30日
犬用ベッドは、夏は体温の発散に、冬は防寒に役立つグッズです。単なる寝床だけでなく、普段からの定位置になることもあるベッドは、犬の体やこだわりに合わせてサイズや素材を選んでいくことが大切です。ここではベッド選びのポイントをご紹介します。
犬用ベッドの種類
犬のベッドには、いくつかの種類があります。
一般的に犬用ベッドとして定着しているのは、カドラーと呼ばれるボックス型のベッドです。ケージ内にも室内にも置ける形であり、囲みの部分に犬が寄りかかったり顎を置いたりできるため、リラックスしやすいベッドといえます。またドーム型のベッドは、雪で作ったかまくらのような形をしており、犬をすっぽり包み込んでくれます。主に小型犬に適した形であり、温かさと安心感があります。マット型やクッション型は、人間が使うようなマットレスやクッションが犬サイズになったものです。寝床だけでなく普段から犬の居場所として使えるほか、持ち運びや洗濯が簡単で、飼い主にとっても使い勝手の良いベッドです。このようにベッドの形によって、犬にとっての使い心地や飼い主にとっての扱いやすさが異なるため、自宅の事情や犬のタイプによって選んでみましょう。
体にあった大きさを選ぶ
ベッド選びで大切なのは、犬の体に合った大きさのベッドにすることです。大きすぎると犬が落ち着かず、小さすぎると体が収まりきらなくなってしまいます。
特に、カドラー型やドーム型の場合は、窮屈すぎないように気を配ってあげましょう。また犬は眠る時に丸くなりがちなため、大きすぎるベッドを買うとスペースが余ってしまいます。犬のサイズや寝相に応じて、ベッドの大きさを選んでいきましょう。
他に気をつけたいポイントとしては、通気性の良い素材や、犬に食いちぎられないような固めの素材を選ぶことです。柔らかすぎても固すぎても寝心地が悪いため、普段自宅でお気に入りにしているクッションやマットレスの固さを参考にしてみても良いでしょう。
飼い主が思ったように使ってくれないことも・・・
せっかく選びに選んでベッドを買っても、肝心の犬が使ってくれない……なんてこともあります。新しいベッドに見向きもせず、ボロボロになったベッドや毛布を使っているという犬もよくいます。
犬は使い慣れたものや自分の匂いが染み付いたものに愛着を抱き、大切にし続けるため、無理に新しいベッドを押し付けるのは禁物です。新しいベッドを部屋に置いておき、犬が興味を持つのを気長に待ってみましょう。また使い慣れたおもちゃを置いてみるなどして、犬を誘導していくのも効果的です。気をつけなければいけないのは、飼い主の押し付けで犬のペースを乱してしまうことです。犬の個性やこだわりを理解してあげながら、快適に過ごせるような環境を作っていきましょう。